孫 :陳さん、佐藤部長は、いませんか。
陳 :ええ、総経理と何かを相談しているらしいです。
孫 :そうですか。それでは5S活動の計画書(けいかくしょ)を机の上においていきますので、部長に伝えてください。
陳 :分かりました。ところで、孫課長は「5S推進委員会(すいしんいいんかい)」のメンバーですよね。
孫 :そうです。5S活動の実施(じっし)を推進するため、今年の初めに会社はこの委員会を設立(せつりつ)しました。
陳 :会社は5S管理について重視していますね。
孫 :勿論(もちろん)です。総経理はいつも私たちに言います。『「5S」は会社活動の基本である。
「5S」も徹底(てってい)することが出来ない会社は、良い品質の製品を生産することが出来ない』と。
陳 :ええ、「5S」と言うと、整理(せいり)、整頓(せいとん)、清掃(せいそう)、清潔(せいけつ)と躾(しつけ)のことであることは知っていますけど、
具体的な意味は良く分かりません。孫課長、説明していただけませんか。
孫 :いいですよ。整理とは必要な物と必要でないものを区分(くぶん)し、現場には必要なものだけ置くことです。整頓とは必要なものを速(すみ)やかに探し出す、探す時間をゼロまで短縮させることです。清掃とは常に作業場(さぎょうば)が綺麗な状態を維持できる様(よう)、掃除をすることです。清潔とは整理、整頓、清掃を徹底(てってい)させ、汚れが無く綺麗な状態を維持することです。躾とは、決められたことを皆が守る習慣をつけることです。
陳 :なるほど、よく分かりました。孫課長、どうも有り難うございました。で、「5S」活動を推進する時に、具体的に言えば、どんなことに注意するべきですか。
孫 :最も重要なことは習慣の養成(ようせい)だと思います。「5S」の具体的な内容について会社はすでに色々方法で何回も従業員たちを教育しました。従業員たちも理解したはずですが、仕事の時にたまには忘れることがあります。
陳 :そうですか。どんな問題が有りますか。
孫 :例えば、箱の置き場所、向(む)き、段数(だんすう)、各箱(かくはこ)の規定数量とか、機械と作業台(さぎょうだい)の下の見えないところの清掃とか、工具(こうぐ)を勝手(かって)に所定(しょてい)の場所以外に置くなど、似たような問題はいっぱいあります。だから一番重要なのは、やはり教育を強化(きょうか)することです。何回も何回も教育して、従業員たちの「5S」意識を高めればこの問題を解決できると思います。
陳 :すると、今回の「5S」活動もこれを目指(めざ)して行うのですか。
孫 :そうです。みんなの積極性を促(うなが)すため、生産組(せいさんくみ)にまで各部門を分けて「5S」を確認、評定します。その中で、最も良い組(くみ)を奨励(しょうれい)し、最も悪い組は「イエローカード(黄色カード)」で警告(けいこく)します。そして期限内(きげんない)に 改善(かいぜん)することを要求します。
陳 :話を聞くと今回の評定は面白いですね。実際の効果は出ていますか。
孫 :本当のことを言えば私もその効果を予測できないです。
だから計画書を作って、部長に確認していただくのです。
陳 :なるほど、安心してください。部長が来たら伝えますから。
孫 :お願いします。